肥料の計算表-N:P:Kをグラムに換算する方法

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肥料と畑の写真
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N:P:K=?g:?g:?g

私たちは肥料を植物に与える時に、計算しているでしょうか?農業をやっている人はともかく、家庭菜園レベルでは適当に「一握り」や「このくらいだろう」と目分量で肥料を施してはいないでしょうか?実は肥料には適量というものがあり、作物と作物の状態によって目安となる量が公表されています。果樹がなかなか大きくならなかったり、実りや木に元気がなかったりするのは肥料をしっかり計算していないせいかもしれません。ここでは初心者からステップアップするための肥料の計算方法について考えたいと思います。

筆者も実のところこれまで肥料は「このくらいだろう」と適当に与えてきました。肥料を与えても雑草が生えて草が肥料を吸収してしまったり、なかなか品質のよい野菜や果物を収穫できませんでした。その失敗経験に基づき、次こそは肥料をしっかり計算してやってみようと思うに至りました。

肥料の見方

肥料袋に記載の数字

肥料袋にはN:P:K=8:8:8や6:6:6などという数字が書かれています。これは肥料1袋中の窒素とリン酸とカリの含有量を示したものです。8:8:8なら窒素が8%、リン酸が8%、カリが8%含まれていることを意味します。たまに苦土(マグネシウム)=1などと書かれた肥料も見かけます。高性能な肥料ではもっと肥料成分の割合が高いものまであります。

栽培方法に記載の数字

〇〇の育て方という栽培方法を示したガイドラインでは肥料の量が示されています。具体的には10a(アール)あたり何キログラムや何トンという形で書いてあります。農家の人はこの数字を自分で計算して必要な肥料を農協などから購入して必要な時期に必要な量だけ作物に与えています。
農林水産省の農作物施肥基準というものがあり、日本で野菜や果物を作る時にはそれを目安に肥料の量を計算します。
たとえばジャガイモの黒ボク土(九州の鹿児島や阿蘇山周辺、関東や東北、北海道東部)などの火山灰の土壌)での年間施肥量を見てみましょう。そこには10aあたり20:25:18(kg)と書かれています。森林褐色土では20:16:18(kg)と書かれています。火山灰の土壌ではリン酸を多めに施す必要があることがわかります。森林褐色度は山間部によくみられる土壌です。
この20kg:25kg:18kg/10aという単位を農地や家庭菜園の栽培面積に計算し直すことが肥料計算です。

計算方法

計算というと頭を悩ます人、計算したくないという人もいらっしゃることでしょう。私が既に肥料の比率から具体量を計算しておきましたので、あとはご自分で足し算掛け算するだけで良いように作ってあります。
まずは肥料袋に書かれているN:P:Kの数字を量にして何kg、何グラムか調べる方法をご説明したいと思います。ちなみに1%~9%までは私が既に計算しましたので次の表の通りになります。

成分量kg/成分比率%9%8%7%6%5%4%3%2%1%
1kg11.111kg12.5kg14.285g16.666kg20kg25g33.333kg50kg100kg
100g1.111kg1.25kg1.4287g1.666kg2kg2.5kg3.333kg5kg10kg
10g111g125g142g166g200g250g333g500g1kg
1g11g12g14g16g20g25g33g50g100g
N:P:Kの比率や重量ごとに肥料がどれくらい必要か計算しました

10%を超える分については1%を10倍にしてからそれぞれの%の量を足すだけで計算できます。たとえば12%であると1%の表を10倍にして2%の表を足すだけで計算できます。

この表の見方は、例えば1kgのNかPかKが必要な場合、お手持ちの8%(例えば888の化成肥料)の肥料では12.5kgを使えばよいということになります。10aあたり10kgのNかPかKが必要な場合、8%の肥料では125kgの肥料袋が必要という計算です。

もう一例を挙げると10aあたり10kgのN(窒素)が必要だとすれば、N比率が5%の肥料(例えば発酵油粕)が200kg必要ということになります。

栽培面積と倍率

肥料中に含まれる成分量がわかれば、次は栽培面積あたりどれくらいの肥料が必要か計算する方法をご説明したいと思います。作物ごとの肥料の量は大抵10a(アール)あたりで書かれています。10aあたりの量を皆さまの畑や植木鉢に必要な量を計算するにはどれくらいの倍率をかければよいか表にしてみましたのでご活用ください。

面積倍率
10a1000m21
1a100m20.1
1平方メートル1m20.001
50cm平方メートル0.25m20.00025
30cm平方メートル0.09m20.00009
30cm円ポット0.07m20.00007
24cm円ポット0.04m20.00004
12cm円ポット0.01m20.00001
耕作面積の計算係数

10a(アール)を1とした場合の倍率表です。わかりやすい例で1平方メートルで考えてみましょうか。10a(アール )は1平方メートルの1000倍です。ですから1平方メートルあたりの肥料は10a(アール)あたりの施肥量を1000分の1の倍率に掛けて計算すればよいのです。例えば10アールにつき8kgのN(窒素)は1平方メートルあたり8gという計算になります。

計算例

例えばバラは10aあたり多めの値をとって20:25:20程度であるとします。これは10aあたりN:P:K=20kg:25kg:20kgの肥料が目安であることを意味しています。これを1平方メートルあたりに換算すると、20kgに0.001を電卓で掛ければよいのです。電卓を使うまでもありませんが、20×0.001=0.02(kg)つまりバラ栽培1平方メートルに必要なN(窒素)の量は20グラムという計算結果になります。あとは暗算で1平方メートルあたりN:P:K=20g:25g:20gということになります。
次に20gはお手持ちの肥料で何グラムになるのか計算します。ここで登場するのが1番目の表です。仮に8:8:8の肥料を使うとしましょう。まずは一番左の10gというところを見てください。10gの肥料を8:8:8肥料に換算すると125gです。これが20g必要ですから125gを2倍にして250g必要でるとわかります。
つまり、バラ栽培1平方メートルに必要な肥料の量はN:P:K=250g:312.5g:250gとなり8:8:8肥料を250gとP(リン酸)だけ62.5g(8%の場合)追加すればよいということになります。

何とも面倒くさい計算ですね。

更新履歴
  • 2018年5月18日 ページを公開しました。当初のURLは https://fruitsgrowing.blogspot.com/2018/05/npk-fertilizer-calculation.html でした。
  • 2021年12月11日 記事を移転しました。変更後のURLは https://goodgdn.com/npk-fertilizer-calculation/ です。
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