初心者におすすめの果樹4選+α 趣味栽培の経験者が本音で語るあれこれ

スポンサーリンク
レモンの木-lemon-tree
レモンの木-lemon-tree

このページはこれから果樹栽培をはじめる初心者の方に向けて同じ「元初心者」の視点で書いています。検索で来られた方の中には栽培が簡単でおすすめの果樹は何か知りたい方もいらっしゃることでしょう。私も栽培2年目3年目4年目➡8年目➡9年目(2021年)の初心者なので、少なくとも初心者にとってどれが簡単かわかる気がするので簡単だった果樹を挙げたいと思います!

まずはじめに、果樹苗は年中いつでも入手可能です。はじめたいと思ったその時に買えばよいと思います。本格的に育てる場合は秋ごろの入手をおすすめします。なぜかというと、秋ごろになると園芸店に大量に入荷するからです。落葉果樹は植え付け時に強めの剪定を要することがあるので冬までに買っておいたほうがよいと思います。最近のホームセンターでは5月でも十分な量の苗木の在庫があるので柑橘類は春ごろに元気な苗の入手をおすすめします。
(冬も暖かい地域であれば秋でも構わないと思います)

私が実際に栽培したことのある品種だけをこれから紹介します!
(無農薬が基本の私の主観です。ほかの果樹のことはわかりません。)

スポンサーリンク

鉢植え部門のおすすめ果樹

ご家庭のお庭で手軽に育てられる果樹リストです。私の栽培経験から主観的にリストアップしています。無農薬でも最初の数年は無事に育てられると思います。10年目くらいになると害虫が定着するので育てることが厳しくなります。

ブルーベリー(1位)

これは品種を揃えれば6月と7月、8月を楽しませてくれます。初心者の頃は本当に楽しく栽培することができました。まだマスターしたわけではありませんが、用土と剪定(せんてい)方法さえ間違わなければ必ず実を付けることでしょう。ただし、コストパフォーマンスは回収できると思わないほうがよいです。ブルーベリーは栽培にかかる費用のほうが多い果樹です。娯楽やお子さまの情操教育のためと割り切って育てたほうがよいでしょう。

ブルーベリーの1品種あたりの収穫期間は約2週間~3週間くらいです。収穫期間を長くするためには数種類揃えると梅雨~夏の3か月くらい収穫可能です。

ブルーベリーは品種を選ぶ楽しみ、味わう楽しみともに満たしてくれる果樹です。

あまり場所をとらないので小さな植木鉢で栽培可能です。

1本では実らないので同じ系統の2品種以上を一緒に育てることをおすすめします。はじめはホームセンターの苗で十分です。品種にこだわりがでてくると大関ナーセリーという茨木県の苗木屋さんやオーシャン貿易という滋賀県の輸入会社で選ばれると良いと思います。

品種ごとの収穫時期や開花時期を事前に調べておきましょう。

買う前に品種ごとの味覚などの特徴を吟味したほうが良いと思います。

ブルーベリーの苗木は全国のホームセンターならどこにでも売っています。
ただし、購入する場合は大きな苗木から始められることをおすすめします。
最低でも2年生苗以上、3年苗または1メートルくらいに育っている苗の購入をおすすめします。
農業が盛んな地域では、安いところで1500円で4年生くらいの苗を売ってるお店がたまにありました。
価格にこだわるならお近くの農業組合の農業イベントを見回ってみるのも良いかもしれません。
新品種は初夏にカタログが出るとすぐに売り切れることもあるようです。
おすすめは樹勢が強く、種が小さく皮が気にならなくてコガネ虫に好かれなくてパリパリして甘味があって大粒で酸味も適度にある品種です(難しくてすみません)。
真夏の暑くて蚊がたくさん飛び交う日に収穫作業をしたくない人にはラビットアイ系はおすすめできません。10号程度の植木鉢で、3年目あたりで苗木1株あたり300グラム程度は収穫可能です。

ブルーベリーの育て方の勉強方法

ブルーベリーを初めてでも育てられるようになるには無料で手に入る情報だけで十分です。いつでも手軽に育てたい場合はお手元に本があると便利です。図書館で借りることも可能です。

関連リンク

イチジク(2位)

イチジクは果樹の中では栽培が比較的簡単で甘味も高く鉢栽培におすすめです。
品種を選ぶ楽しみ、味わう楽しみともに満たしてくれる果樹です。
だいたい30cmくらいの大き目の植木鉢から栽培可能です。
受粉を必要としないので、1本でも実ります。
害虫はカミキリムシ(木に産卵されると致命的です)や小さな昆虫類です。
特にアリや小さな虫には気を付けたほうがいいです。
全国のホームセンターやネット通販で苗木が売ってます。
夏場は水切れしますので、1日2回の水やりと鉢からの水分の蒸発を防ぐ工夫をしなければなりません。
おすすめは目が閉じていて雨に強くて糖度高い(多雨で糖度が低くなってもある程度の糖度があるかもしれない)品種です(いきなり難しいことを言ってすみません)。
夏場はかなり水を消費しますので水道代が気になる方にはおすすめできません。
特に熟した果実はスズメバチを誘いますのでハチが苦手な方にもおすすめできません。スズメバチ科のハチは記憶力が良いので一度通い始めたら寒くなるまで毎日来るようです。
イチジクの果実はカラスや人間に盗まれやすいので自宅で囲われた、特に都会では通りの人目に触れない場所での鉢植えがおすすめです。
※鉢植えは数年おきに株の更新が必要なので難易度が少し高くなります。

イチジクの育て方の勉強方法

イチジク栽培にはコツがいる品種といらない品種があります。桝井ドーフィンという品種は特殊な誘引が必要となるので本などで学んだほうがよいと思います。

関連リンク

レモンやライムや柚子などの香酸柑橘類(3位)

柑橘類それ自体は何もせずとも花が咲き実がなるほど簡単です。アゲハチョウの幼虫とカイガラムシ、ワタムシ類などの害虫にさえ気を付けていれば超簡単。その中でもレモンはサラダの味付けやジュース、お菓子作りなど用途が幅広いです。ライムも果汁を搾ればお料理や飲み物のアクセントに仕えます。柚子も日本人なら是非とも育てておきたい果樹です。

ジャバラもタヒチライムもメイヤーレモンも1年目で実がなるほどでした。ただし、木が大型化するタイプのレモンの品種(不明)の鉢植え栽培は栽培3年目でも実が付かず手こずっております。
10月から12月までを楽しませてくれます。スダチやレモンは大きくなったら夏でも収穫可能です。
冬は明るい室内に入れるか、又は寒くならない場所に置いて防寒が必要です。
スズメバチも時折樹皮を目当てに来ます。
アシナガバチが柑橘類に付いている虫を探しに来るので人が出入りする場所には置かないほうがいいです。
柑橘類には害虫が多く付くので虫に触れたくない人にはおすすめできません。
鉢植えでは10号くらいの植木鉢かそれ以上が適しています。
地域の園芸店、通販、どこでも売ってます。
スダチ類は種なし品種のほうが調理しやすいです。
1本でも実る種類と受粉樹を要する種類(ライムやヒュウガナツやブンタンなど)があります。
ライムまたはスダチ類(スダチは3月から収穫可、9月から収穫できる品種です)とレモンまたはジャバラや柚子(11月から収穫可能)を組み合わせると9月から12月あたりまで収穫を楽しめます。これは2021年に確認したことですが、レモンなどは翌年5月でも冷蔵庫で貯蔵できています。

私は素人なので実際に体験したことしか申せませんが、植え替えの際は万遍なく根切りや土崩しや水洗いをしないほうがよいです、根を切ったり土を崩すと枯れました。

柑橘類は太平洋側の温暖な地域では庭植えや畑でも栽培できます。
※使い道の多いレモン(洋食派なら)や本柚子(和食派なら)がおすすめです。花柚子は柚子ではなくブンタン系なのでおすすめしません。

(間違って買いました)
水遣りもブルーベリーやイチジクほど必要ありません。栽培費用は適度にかかります。
10号程度の植木鉢で、5個程度から収穫可能です。
私の栽培経験では無農薬での栽培は無理でした。

レモンの育て方の勉強法

レモンの育て方は一般的な柑橘類とほぼ同じです。寒さを嫌い、害虫に弱いです。

レモン (NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月)

関連リンク

ぶどう(4位)

ブドウ栽培は簡単とはいえませんが、目の細かい防虫ネットで完全に覆った鉢栽培(あんどん仕立)ができるならおすすめです。
害虫さえ寄せ付けなければまずおいしいブドウが食べられます!
鉢栽培でうまくいけば2年目から1房くらいは食べられます。
しかしそこまでブドウ栽培は甘くありません!

デラウェア(小粒品種)や栽培容易な品種であれば、3年目には苗木代を回収できます。
逆に防虫ネットなしで栽培するといつの間にか実も葉もなくなって収穫できませんでした。
虫が触れない人は栽培はあきらめたほうがいいです。
スズメバチやアシナガバチ含めあらゆる虫がぶどう目掛けてやってきますので人が毎日出入りする場所には置かないほうがいいと思います。
私の近所では盗まれやすい果物に入りますので囲いのある敷地内での栽培をおすすめします!

カミキリムシの幼虫やスカシバの幼虫に幹の中に入られると根本から枯れてしまいます。
日当たりがないと甘くなりません。
おすすめの品種は巨峰並の大粒で病害虫に強い品種がおすすめです。
無農薬栽培は種が3~4個入るので食べられるところが少なくなるのでそのことは考慮したほうがよいと思います。
最低でもサンボルドーのような銅水和剤という農薬が必要です、雨が長く続くと病気になりました。
支柱を建て誘引する作業が必要になるのでそれらの作業ができない人にはおすすめできません。

たくさん収穫したい場合は、広い面積が必要となります。
もともと雨量の少ない地域(日本の2分の一以下の雨量)の作物なので水はやり過ぎてはいけませんが、少なすぎてもすぐ葉が萎れますのでいけません。

品種選びは下記のページが参考になりました。
http://www.uehara-grapes.jp/hinshu_index.htm
病気に強くて実りのよい品種を選べばばっちりだと思います!

私の栽培体験では10号鉢は小さすぎるくらいなのでより大きな植木鉢をお勧めいたします。
10号鉢で、3年目にデラウェア8房程度が実りました。

ブドウの育て方の勉強法

ブドウ栽培は果樹の中でも難しいです。雨除けできる環境であれば難易度はぐっと下がります。

ブドウ (NHK趣味の園芸12か月栽培ナビ)
この本は2017年に出版されました。

関連リンク

オリーブ(注目の果樹)

まだ結実に成功していませんのでランキングに入れてませんが、テーブルオリーブとして育成中です。

おそらく超簡単な部類に入ると思います。
一般受けしない果樹ですが、オリーブの実が好きな人、(アミノ酸という人口調味料で調味されてていない状態の)実を食べはじめたら止まらない人におすすめです。
外国のホームページに情報が豊富にありオリーブ栽培に対する真剣さが伺えます。
1本でやや実る品種と、受粉樹を必要とする品種があります。
ですがオリーブはたいてい他家受粉です、2種類以上を栽培されることをおすすめします。
畑に植えてつけても安全に栽培できます。

品種については日本一詳しいオリーブの品種と栽培技術のページを参考にしていただければ幸いです。
オリーブはレモンと同様、温暖で雨量の少ない地域向けの果樹になります。

オリーブの育て方の勉強法

オリーブを育てること自体に特に勉強はいりません。私からアドバイスがあるとすれば砂や石灰質を多めにして水はけよくすることくらいです。

オリーブ (NHK趣味の園芸12か月栽培ナビ)
オリーブの栽培に関して特に勉強は不要ですが、こういった本が手元に一冊あるとお守りを持っているかのように心強いです。

関連リンク

スポンサーリンク

露地植え部門のおすすめ果樹: 初心者編

初めての果樹栽培。育てて見てよかったと思う種類について今までの経験からリストアップしました。

イチジク(1位)

イチジクはどこの畑にも植わっているように超簡単です。
品種も多く、品種の組み合わせ次第では収穫期も5か月くらいが可能です。
しかしカミキリムシに産卵されると枯れてしまうので放任栽培はとてもハイリスクです!
スズメバチが熟れた果実を好みますので要注意です。スズメバチが一度味を占めたら毎日夕方まで通い続けるので収穫が不可能になります。
また、人通りのある畑には植えないほうがいいです、ブドウやみかんもそうですが、必ず盗まれます。
私が果樹を鉢植えにすることになった原因のひとつでもあります。
摘果と防鳥ネットが必要です。

関連リンク

みかん・柚子(2位)

みかんは関東以南の冷涼地以外なら栽培可能です。柚子も少々の雪なら大丈夫です。
アブラムシやカイガラムシの害虫に弱いので、売り物と同じ品質にするには、農薬は必要です。

カミキリムシの幼虫に幹をやられましたので、カミキリムシには要注意です。
アゲハは露地栽培ではそんなに害にはなりません(開けたよく日光の当たる場所に植えた場合)。
個人的に早生品種がおすすめです。なぜなら寒くなってくると皮が固く厚くなるからです。
柚子は味にこだわるなら本柚子がおすすめです。
獅子柚子は香りも味もイマイチなのでおすすめしません。
隔年結果になるので摘果(樹冠上部摘果)が必要です。

枇杷(3位)

栽培して楽しいかどうかは別として、10年以上無農薬でも問題なく栽培できていますので、栽培容易な果樹としておすすめです。ただし、摘花、摘果、袋かけ必須です。袋は透明より厚手の紙袋がおすすめです。

みかんの場合は1つ残らずごっそり盗られましたのでみなさんもご注意ください。以前は柿が簡単だといってましたが、病気で全滅しましたのでランク外といたしました。3年前まではよく実ってたのに・・・病気(落葉病)は恐ろしいです。

  • 人気のある枇杷の苗木(口コミ人気順)はこちらです!

カリン・マルメロ(番外編)

花が美しくきれいで観賞用に栽培しても、楽しいです。数年目で初めて実がなりました。樹勢は強くないほうなのであまり大きくなりません。特にお世話はしていません。露地植えの場合、なかなか実を付けなかったので何年でも待てる人におすすめしたいです。
花梨は1本でも実りましたがマルメロは1本では実りませんので2品種必要です。枝と枝の間が狭くなる傾向にありますので、幼木のうちは開帳させる誘引が必要です。かわいい花なのでオリーブなどとともにシンボルツリーにおすすめです。花梨は果肉が固いのでエキスの抽出がおすすめです。マルメロは果肉が柔らかいのでジャムにおすすめです。
6月に害虫がやってきますので、農薬を適切に扱える方か、葉に虫がついても許せる環境と栽培できる人が限定される果樹でもあります。

スポンサーリンク

植えて後悔した果樹ランキング

実際に育ててみて「これは良く無かったな」「大変だ」と思った果樹ランキングです。

アーモンド、クルミのナッツ系(後悔編1位)

アーモンドは私の地域では不適なようで、梅雨にはすべて落ちてしまいます。
クルミも1本では実らないため1本で車2台分ほどの栽培スペースを必要とし、栽培スペースを圧迫し食料自給率を下げています。
今まで栽培していた年月が惜しいですが、畑に有機質を増やすにはもってこいの果樹です。
ナッツを植えるなら落花生を畑で栽培したほうが血液サラサラになるし栽培も簡単です。

晩柑類(後悔編2位)

栽培は簡単なのですが・・・たまに後悔するときがあります。味は上等で満足度も高いのですが、鉢植えでは収穫できる個数が少なくて寂しいです。特に文旦はうまくいきませんでした。

プルーン(後悔編3位)

スーパーでプルーンを買って食べたらなんとスモモとそっくりな味!スモモだけにすればよかった!
プルーンは1品種だけでは実りませんので、栽培スペースを圧迫します。スモモと似たような味ですので、スモモの栽培だけで十分でした。

ラズベリー・ブラックベリー、クランベリー(後悔編4位)

各々1株だけでは満足のいく収穫量に達しません。ラズベリーとブラックベリーは収穫がとても面倒で、雨に降られると鮮度が落ちます。ラズベリーにはアリがついていることもあり、食べる際には慎重にならざるを得ません。ブラックベリーは思ったより生食での味がよくなくて、ジャムにするのが適しています。ですが1株だけではジャムにするほどの収穫量がないので中途半端な栽培となっており、悔やんでいます。ブラックベリーの収穫期には大雨が降りますので、雨除け栽培できる環境がおすすめです。クランベリーは何年たっても高品質なものをまとめて収穫するというまでには至りませんでした。

スポンサーリンク

植えて失敗した果樹ランキング

長年いろいろな果樹を育ててどうしても収穫まで育てることができなかったリストです。これは、栽培適地じゃないのにやっちゃったー。枯れちゃった、病気になっちゃった、実がならない、実がなっても梅雨でなくなっちゃった!そんな木ばかりでした。

さくらんぼ

さくらんぼは寒冷地向け品種です。素人の私には栽培メリットがなく、困難な結末となりました。さくらんぼはお店でできているものを買って、浮いた労力をブルーベリーに注いだほうが効率的かもしれません。ちなみに暖地サクランボならだれでも容易に育てられると思いますが望んでいない動物がたくさん来る可能性があるのであまりおすすめしたいとは思いません。私の地元でも黄桃は栽培されておりますが、網で囲われた果樹園で厳重に管理されていて幹には徹底して殺虫剤が塗られており栽培の難しさを感じます。旬になると1パック千円ほどで売られていますので直売所で完成品を買ったほうがお手軽です。

リンゴンベリー

リンゴンベリーも寒冷地向けの果樹だと思います。

ユスラウメ

ユスラウメはアブラムシなどの害虫が酷く発生いたので食べられる状態で収穫することは無理でした。

ジューンベリー、ストロベリーツリー

時折園芸店に入荷しているジューンベリーやストロベリーも寒冷地向けの果樹かもしれません。ヤマモモも挑戦してみようと思いましたが病気に弱そうなのであきらめました。

更新履歴
  • 2021年5月1日: ページを旧ページ「初心者におすすめの果樹: https://growingfruitathome.blogspot.com/p/blog-page_66.html」から「初心者におすすめの果樹4選+α 経験者が語る栽培のすべて: https://goodgdn.com/top-fruit-trees-for-beginner/」へ移設し、さらに加筆修正しました。
  • 2020年5月5日: ページを更新しました。
  • 2017年1月15日: ページを公開しました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました